阪神・ビーズリー ヤクルトキラーや4戦4勝 来日最多タイ9Kで8勝目「自分の役目果たせた」

 6回表を投げ終え、空を見上げてベンチへ向かうビーズリー(撮影・立川洋一郎)
 お立ち台で“カモメポーズ”を見せる(左から)佐藤輝、ビーズリー、前川
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 「阪神2-1ヤクルト」(15日、甲子園球場)

 最後のピンチを切り抜けると、阪神・ビーズリーは帽子を取って感情を爆発させた。2-1の六回2死三塁。オスナを遊ゴロに仕留めると、万雷の拍手の中で悠然とマウンドを降りた。相性の良さも買われ、負けられない試合で起用に応えた“ツバメ狩り”。「ゲーム差少ない中、こういうゲームができて良かった」。佐藤輝、前川と上がったお立ち台で声をはずませた。

 初回は2死三塁から暴投で先制点を与えるなど制球が不安定だった。「感覚的に困っていた。(投げる時の)ターゲットをずらして投げた」と徐々に修正。二回に逆転してもらうと、「落ち着くことができた」。ここからギアを上げた。

 三回1死の岩田から四回2死の長岡まで5者連続三振。6回2安打1失点で、来日最多タイの9三振を奪った。これで今季のヤクルト戦は4戦4勝。「自分の役目は果たせたと思う」。価値ある8勝目に胸を張った。

 酷暑でも7月以降の7試合で2点以上を奪われていない。「(米国で)住んでいるところは40度近くで、湿度も日本と変わらないし、向こうの方が暑かったかも」。経験を踏まえ、暑さの中で動いて体重は減っても食事面は妥協はしない。「ミネラルのある飲み物をしっかり飲んで、しっかり食べる。そこはおろそかにしない」と筋肉量の維持につなげている。最近の日本食マイブームは「豚骨ラーメン」。こってりした大好物のように、4連勝中だったヤクルトの勢いもズルっと飲み込んだ。

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