阪神 有働アナのノーバン投球に岡田監督も思わず拍手 始球式に登場 昨年の対談で「めっちゃカッコええな」と指揮官に感激

 「阪神-ヤクルト」(16日、甲子園球場)

 フリーアナウンサーの有働由美子が始球式に登場。大歓声に包まれた中、ノーバン投球に笑みを浮かべた。

 大観衆の中、背番号「100」に「阪神園芸さんいつもありがとう」と記されたタテジマのユニホームで登場。ゆっくりと振りかぶり、足を上げて投じたボールは山なりながら、ノーバンで捕手のミットに収まった。これにはベンチの岡田監督も拍手を送った。

 前回22年に行った始球式ではワンバン投球だったが、リベンジに成功。投球前には室内で練習し、原口から「滑るから気をつけてください。上で手を離すっていわれていたので。投げる時に『上で手離す!』っていいながら投げたら届きました」とアドバイスに感謝した。

 試合前まで首位・巨人と2ゲーム差に迫っている阪神。「このままいってくれたら、(巨人)阿部監督は最年少だし、岡田さんは最年長なので。どの戦いにしても、多分最初の方で阿部監督の自信を喪失させるような采配をして、監督も空気をつくるんちゃうかなと。すごいなんか必死のパッチで勝ってるっていうよりは、もうみんなが勝つ空気作れる選手とか監督なんで、いけるかなと思ってる」と連覇を期待した。

 3度目の始球式にも意欲を示す。「もう、55(歳)にもなって1人だと阪神で時間を埋めるのと仕事するしかないです。本当に今後認知症のこととか考えると、100(歳)までのお付き合いになると思うんで。80ぐらいでもう1回ぐらい投げられるチャンスがあることを願って、東京でキャッチボールはしとこうと思います」と笑みを浮かべた。

 大の阪神ファンで知られる有働アナ。昨年、司会を務めた「Newszero」の番組内で岡田監督にインタビューした際には、卒業することが決まっていた有働アナに「じゃっ」と言いながら花束をプレゼントした岡田監督。有働キャスターが「えっ!?」と慌てると、「ちゃうやん、逆やん。いつももらう方やから(渡し方が)わからへん」と言いながら満面の笑み。「お疲れさまでした」と伝えた。

 岡田監督を「神様」とあがめる有動アナは大感激の様子。さらに「握手してもらって良いですか」とおねだりし、指揮官は「はいはい」と言いながら優しく手を握った。

 岡田監督が部屋から出て行くと、強烈な変顔で「めっちゃカッコええな」と感激した様子の有動キャスター。渡された花束は「ドライフラワーになってもずっと持っとくわ(笑)ありがとうございます」と語っていた。

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