阪神・近本3安打 最多安打6差独走 入団6年目までの通算安打数1位のミスターへあと「3」 

 「阪神3-0ヤクルト」(16日、甲子園球場)

 偉業へのラストスパートに入った。阪神・近本光司外野手が今季10度目の猛打賞。6年目までの通算安打を923本とし、歴代1位の巨人・長嶋茂雄まであと3本に迫った。「ピッチャーがしっかり踏ん張ってくれて、守備もしっかり踏ん張っている。塁にはいっぱい出ていたが、そこでも一本というのを、その場面に出た選手がしっかり仕事をしてくれた」。自身の記録よりも、チーム全員でもぎ取った勝利を何より喜んだ。

 まずは三回の第2打席、小川の外角直球を逆らわず左前に運んだ。五回には1死一塁で打席に入ると、フルカウントから低めの直球を再び左前へ。チャンスを拡大する一打を放った。

 真骨頂は2点リードの七回に迎えた第4打席だった。先頭打者として代わったばかりの原と対峙(たいじ)。3球で追い込まれたが、丁寧にボール球を見極めながらフルカウントに持ち込み、最後は8球目を中前にはじき返した。「カウントも作りながら、結果的に塁に出られて良かった」と充実感を漂わせた。

 その後、1死二塁から森下の適時打でダメ押しとなる3点目のホームを踏んだ。「それで(本塁に)かえってくるのが仕事なので」といつものように冷静に振り返った。

 7月中旬に打率・241まで沈んだが、絶好調の8月を経て、同・288まで急上昇。今季の安打数は150本に到達し、最多安打争いでも2位のヤクルト・長岡に6本差と独走態勢に入った。残り10試合。“ミスター超え”は時間の問題だ。

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