阪神 佐藤輝明が15号決勝確信弾!「一発狙っていきました」打った直後にバットを掲げる 巨人と2G差で甲子園天王山へ
「DeNA5-6阪神」(21日、横浜スタジアム)
阪神の佐藤輝明内野手が右翼席へ決勝の15号ソロを放った。
延長十回1死、カウント2-1から148キロの内角変化球を豪快に振り抜くと、打球は右翼席上段へ突き刺さった。振り抜いた瞬間、佐藤輝は右手に持っていたバットを掲げる確信弾。着弾したのを見届けてゆっくりと一塁へ向かって走り出した。敵地は阪神ファンの大歓声に包まれた。
ヒーローインタビューでは「もう完璧な一発が出たと思います」と力を込めた。「いい風吹いていたんで、一発狙っていきました!」と明かし、「飛距離関係なく入ったんでよかったです」と喜びを噛みしめた。
「内容は忘れたんですけど、ホームランになってよかったです」と佐藤輝。「何とか粘ってとった1勝だったんで。本当に大きい勝ちだと思います」と振り返る。
試合は厳しい展開だった。序盤の4点リードを守れず一挙5失点でゲームをひっくり返された。八回には無死満塁から敵失で同点に追いつくも、なおも無死満塁の勝ち越し機で1点すら奪えなかった。
それでもリリーフ陣が懸命にバトンをつないで横浜の攻撃を封じた。八回にゲラ、九回に岩崎が無失点に抑え、佐藤輝の価値ある一発を呼び込んだ。
その裏、岡留がDeNAの上位打線を3人で抑えて勝利。首位・巨人とはこれで2ゲーム差。22日からの直接対決2連戦へ、価値ある白星を手に臨む形となった。