阪神・岡田監督「両方勝たれへんねんから」巨人との天王山へ課題と反省「先頭出過ぎよ」「言い出したらきりがない」【一問一答】

 10回、勝ち越しソロを放った佐藤輝(左)を出迎える岡田監督(中央)=撮影・吉澤敬太
 10回、勝ち越しとなる右越えソロを放った佐藤輝(手前)を見つめる岡田監督(撮影・伊藤笙子)
 逆転を許し、ベンチで肩を落とす岡田監督(撮影・吉澤敬太)
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 「DeNA5-6阪神」(21日、横浜スタジアム)

 首位・巨人と2ゲーム差で甲子園天王山を迎える阪神・岡田彰布監督は「勝つだけというか。2試合するよ、試合。そんなもん勝てるか言うても、向こうも勝つ気なんやから。両方勝たれへんねんから。まあどっちか勝敗つくけど、見とったらええやん。勝敗つくんやし」と語った。

 最後は佐藤輝明が延長十回に勝ち越し弾。だがミーティングで「先頭とにかく抑えろって」にもかかわらず、先頭打者を多く出塁させる展開に。課題と反省を持ってペナントの趨勢を決める2試合に臨む。

 以下、岡田監督との一問一答。

 -紙一重の試合だったが佐藤輝が。

 「なあ。ぜんぜんやったけどな。その前の打席までな。ヒットまでな」

 -ゲッツーもあった。

 「ゲッツーで流れ変わったと思ったよ。井上から前川変えるとこやからな。ゲッツー打つと思った。ゲッツーやったら、井上そのままレフトいくというた」

 -最後は一振りで決めた。

 「そらお前…(笑)その前にちゃんと打っとったらもっとはよ終わっとる。そんなん言い出したらきりがない」

 -岡留が初セーブ。

 「最初から岡留やったけどな。1点取ったからな、佐野一人だけ富田いこう思ったけど、そんなんやっててまたな、塁出してな、負担かかるから、アタマから最初からいけ言うと、もうな、構わへんからそんなもん別に」

 -六回以降、中継ぎがしっかり抑えた。

 「しっかりというか、先頭な、2ストライクからヒットとか、そんなしっかり抑えてないで、ほんま。先頭出過ぎよ」

 -昨日から流れが。

 「ええ、いやいや、それだけ言うたんや、ミーティングで。先頭とにかく抑えろって。昨日8回のうち5回先頭打者や。今日でもそうやろ、2ストライクからな、変に外、ストライク、ボール投げとったらええのに。のう」

 -5回青柳も先頭に。

 「アウトコースばっかり投げるからやんかお前、外のところばっかり。何十回言うてんの。次また外やろ、林に。やっぱり佐野の時やな。温情が重なったやろ、佐野のところで行っとったら代打けえへんから。あそこは代打宮崎来るぞ言うとったけどのう。しゃあないわのう。結局は佐野のフォアボールよ。大体フォアボール絡んだら点になるやろ。そういうとこやんなあ」

 -代打・宮崎は想定した上で。

 「うん、しゃあないやん。この時期であそこで続投はないわ、2点差で。笑われるよ」

 -どんな形でも勝利が大きい。

 「そらあ、なあ。途中で(広島が)逆転したとか、そんなこと言うてたから余計にやろうな」

 -直接対決に勝つだけ。

 「勝つだけというか。2試合するよ、試合。そんなもん、勝てるか言うても、向こうも勝つ気なんやから、両方勝たれへんねんから。まあ、どっちか勝敗つくけど、見とったらええやん、勝敗つくんやし」

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