阪神・岩崎 通算500試合登板、球団7人目 1回0封4勝目「もう負けられないんで頑張ります」

 「DeNA5-6阪神」(21日、横浜スタジアム)

 いつも通り淡々と役割を遂行した先に喜びが待っていた。阪神・岩崎が通算500試合登板。仕事を終えてマウンドを降りると、球場に偉業達成を伝えるアナウンスが流れた。記念のパネルを三塁ベンチ前で掲げると、両チームのファンから拍手が湧き起こる。「横浜ベンチも祝ってくれてうれしかったです」。少し表情を緩め、スタンド全体を見渡しながら頭を下げた。

 5-5の九回。プロ11年目での節目のマウンドに上がった。先頭の代打・蝦名を中飛に抑えると、わずか11球で三者凡退。「いつも通り。良かったです」。球団の生え抜きでは7人目の快挙を無失点で飾ると、延長十回に佐藤輝が決勝ソロ。4勝目が転がり込んだ。

 1年目の14年から先発として活躍したが、16年途中から救援に転向。17年に自己最多の66試合に登板すると、今季まで8年連続で40試合以上に登板してきた。球団史に残る鉄腕は「勤続疲労」という言葉を嫌う。今季も57試合に登板しているが「そんなのないです」ときっぱり。万全の準備で役割を果たしてきた。

 22日からは2ゲーム差の首位・巨人と甲子園2連戦。石井、桐敷は連投しているが、岩崎はこの日の登板が5日ぶりと余力がある。「もう負けられないんで。明日からもっと大事な試合なので頑張ります」。個人記録よりも優勝を渇望する投手陣のリーダーが、今度は本拠地に大歓声を巻き起こす。

 ◆岩崎が500試合登板 岩崎がプロ通算500試合登板を達成。球団7人目で、左腕に限れば山本和行に続いて2人目。なおNPB史上111人目。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス