阪神2軍 野口4号に和田2軍監督「工夫ができるともっと高いレベルでバッテイングができる」
「ウエスタン、広島2-2阪神」(22日、佐伯総合スポーツ公園野球場)
阪神は前半に2得点を挙げたが後半は1点が遠く引き分けとした。
先発の津田は5回6安打2失点と粘りの投球を見せた。六回以降、同点の緊迫した場面が続く中で岩貞、松原、伊藤稜、佐藤蓮が抑えてスコアボードに0を並べた。伊藤稜はプロ3年目で初遠征。4番手で登板し、最後は2球で追い込んで空振り三振とするなどわずか6球で打ち取った。
打線は野口が一時勝ち越しとなる4号ソロを放った。同点で迎えた四回に直球を仕留めて左翼へ。16日のウエスタン・ソフトバンク戦以来の一発で貴重な追加点とした。高寺は三回1死二塁から左翼線への適時二塁打。これで5試合連続安打とした。七回2死は左中間へ二塁打を放ち、20日の同戦から3試合連続マルチ安打を記録。凡打でも全打席で強い当たりを見せた。
和田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-野口が4号。
「まだ相手ピッチャーによったり、状態が上がってきて打ってるんじゃなくて、合うピッチャーは打つけど、合わないピッチャーに対しての工夫というかね。そこらへんのところができてくるともう一つ上の段階で野球ができると思うんで。対戦してる中で自分より力が上であったり、タイミングが取れなかったり、その時にどうするかって。タイミングが取れません、力が上です、打てませんではこの世界は飯食っていけないんで。そういう時どうするかという引き出しというか、工夫というかね。そういうものができてくるともっともっと高いレベルでバッティング、野球ができると思うんでね。そこら辺の工夫っていうところをこれから覚えていかないといけないよね」
-高寺がいい状態の中で、いい場面でも打てている。
「うん、望夢の場合は対応力というところでは、どんなピッチャーにも合わす、合わせる、対応する能力を持ってる中で、今状態もいいんで。自分が目指してるものもあると思うんでね、非常に今充実してるよね」
-先発の津田は内容も良かった。
「5回2失点だから、立ち上がりを2人で1点取られたけど、そのあとの粘りは非常に良かった。2点目もこれはちょっと野手が足を引っ張ってるから、津田が取られたというよりも野手が防げる1点だったと思うんでね。全体的には良かったと思うよ。球に力もあったし」
-七回は松原と伊藤稜がいい形で抑えた。
「特に伊藤稜がそういう場面で、カープの中心のバッターをしっかり抑えられたっていうのは、もうこれは自信になると思うしね。どんどんそういうピッチングを続けていってほしいな」
-明日の先発は。
「伊藤将」