阪神・岡田監督 勝利のポイントは「ノーアウト満塁でしょ」 六回のピンチを無失点でしのいだ才木に「よく力で抑えてくれた」と賛辞 【一問一答】
「阪神1-0巨人」(22日、甲子園球場)
阪神が三回に中野の右前適時打で挙げた1点を守り切って天王山初戦を制し、首位・巨人に1ゲーム差に迫った。才木は再三のピンチで粘り強く投げ抜き、7回無失点で自己最多の13勝目を挙げた。岡田監督の一問一答は以下の通り。
(テレビインタビュー)
-大事な一戦、しびれるゲームだった
「やっぱりね、ピンチはこっちの方が多かったんだけど、才木がね、やっぱり最後は力でね、ほんとねじ伏せたというか。ほんと、辛抱して辛抱してね。先、点取れたんだけどね、あとピンチの方が多かったんでね。そこは本当よく投げましたね」
-六回無死満塁のピンチをよくしのいだ
「結局、フォアボール、フォアボール2つ重なったんでね。打たせって思ったんだけど、あそこは点取られるまでは才木に任そうと思って、まあね、ほんとよく力で抑えてくれましたね」
-初回無死二塁のバント処理も大きかった
「大きかったですね、やっぱりね」
-総じて才木はエースらしい投球
「そうですね。まあ、100球いかなかったけど、もうね、もうきょう大事な試合というのは分かっているので、初回からとにかく点はやらないというので、疲れ的には、もう九回投げ切った疲れがあったと思うので、あそこまで投げてくれたら十分ですね」
-少ないチャンスで点を取った。才木が犠打を決めた。
「まあそうですね、もう少しきっちりとやってくれれば良かったですけど、こういうゲームなのでね、とにかく一つでも前の塁に送るというかね。はい」
-近本がつないで中野がタイムリー。
「まだ序盤なのにね、だいぶ前進守備をしていたので、もう1点勝負みたいな感じだったんですけど、中野がよく打ちましたね」
-今日の試合のポイントは
「いやいや、ノーアウト満塁でしょ。まあでも、ポイントは初回もあるし、一、三塁もあるし、いっぱいあったんですけど、3回かな満塁を入れるとね、あそこは本当、才木が頑張りましたね」
-開幕前に阪神と巨人が優勝争いをするという話をしていた
「そんなにうまくいかないんだけど、ここにきてそういう展開になっているので、残り少ないですけど、試合数も、一戦一戦ね、なんとか勝ちを拾っていくだけですね」
-1ゲーム差で高橋が先発する
「いやいやもう、自分の球信じて、思う存分ね、ストライクゾーンに投げ込んでほしいと思いますね」
(ペン囲み)
-才木も先頭を出した
「なあ、ちょっとフォークがな、あんま良くないもんな。三振取れんていうね、フォークね。でもこの風やけど、ストレートもけっこう高めでポップフライ多かったからね、今日はね、力勝負で勝ったみたいな感じやね、おーん」
-無死満塁からストレート勝負
「いやいや、最初はねえ、外をちょこんと当てられたりそういうヒットが多かったから、もっと投げ込めいうてな、インコース」
-1-0で勝とうなんて虫が良すぎると言っていたが
「うん。虫がいいてお前、2点目入るような感じじゃなかったやろ。はっきり言うて、おーん」
-どのあたりで1-0を覚悟したか
「いやいや、もう、だから、六回にノーアウト満塁しのいだからね、あそこ。それはやっぱり、こういうゲーム展開になると思ったけどな、おーん。なかなかこっちもチャンスつくれんしな、それはな、7本ずつかヒットもな、向こうはちょっとな、フォアボール絡みでな、チャンスが広がってったけど。こっちはほんとワンチャンスやった、あの回だけよ、はっきり言うてね」
-投手戦だったが、相手の巨人菅野もあっぱれだった
「まあ、あっぱれて、いやいや、でも向こうもそら勝ちに来てるわけやからさ、負けてあっぱれはないやろ、それはやっぱり」
-明日につながる
「いや、そら、分からん。明日は明日よ。今日よりももっと必死でくると思うから。
-それに負けないように
「うん」
-中野はフルカウントまで持ち込んだのが大きいか
「フルカウントになって、けっこう首振ってたもんな、菅野な。あの時見とったらな。なんかちょっと迷ってるなってのあったからなあ。まあ中野もインコースばっか攻められとったから。やっぱバッターは打席が進んでいったら、絞り球というか、その辺は分かりやすくなってくるかも分からんよな」
-相手の菅野に代打を送らなかったのは
「いやいや、(昨日まで)ピッチャー使ってると思ってだからなあ。まあ1点やったからなあ。最多勝もあったからやろ」