阪神・岡田監督 率直な胸のうち隠さず「負けるの待ってるよ。それだけや」「勝負の世界やからな」巨人とのV争いに【一問一答】
阪神は26日、甲子園で全体練習を行った。岡田彰布監督は佳境を迎えている巨人との優勝争いについて「相手が勝つか負けるか、待ってるだけの状況や」と語った。村上頌樹投手をブルペン待機させる方針も明かしつつ、「複雑ちゃうよ。負けるの待ってるよ」と率直な心境を語った。以下、岡田監督との一問一答。
◇ ◇
-きのう(25日)の巨人-DeNAは全部見たか。
「見たよ。木浪を思い出したわ。(無死満塁で戸柱が)ゲッツー打ちよるから。でも、ボールやろ。最後、ジャクソン。なぁ。全然ボールやろ、インハイの。ジャクソンちょっと文句いいそうになってたけど」
-残りはどこもああいう試合に。
「そうなるやろ。だって広島にしても、DeNAでもクライマックスかかっとるからなぁ」
-ロースコアに。
「そんなん打てる球けえへんって。昨日も言ったけど。この時期でそんなんボロボロのゲームなんてなれへんよ。なぁ。絶対抑えたろ思って投げてけるわけやからなぁ。先発なんかでもなぁ。先発にかかっとるわけやから、結局は。序盤、点取られてしもうたらなぁ」
-ずっと言っているようにやっぱり最後は投手。
「そらピッチャーよ。ピッチャーが点取られへんかったらなんとかゲームになるからなぁ」
-守備走塁も大切になる。
「チャンスが少なくなるからな、結局は。まあ、そらおまえ、タイムリーエラーとかな、そういうのがめっちゃ大きくなってくるよ。これからはな」
-25日の巨人-DeNAの唯一の得点も昨日、監督が言ったような状況バッティングだった。
「おーん、なあ、セカンドゴロやな、キーは(笑)。そういうことやろ」
-村上が中継ぎに?
「明日からベンチに入れるよ」
-安藤コーチと話していたのはその確認か。
「うん、まあ。だからあそこは、DeNAの2戦目があるからな。そこでも投げられるし。絶対に使うわけじゃないからな、もしも何かあったときのな」
-先発にかかっているという意味では、中5日をせずにここまで来られたのは大きい。
「そら枚数おるからやろ」
-最終盤になれば、そこがプラスに。
「それがどうなるかやろな。今、聞いたら中5日で東が先に来るみたいやけど。(本来は)吉野、東やろ、順番は。だんだんそうなってくるけどな。こっちは中6で才木やから、ええ勝負するんちゃう(笑)ええとか悪いとかじゃないもんな、もうな。きっちり万全で投げさせた方が準備的にはええよな、そら。中6(日)でやってたのを中5(日)にするっていうのは、やっぱりちょっとリズムっていうかな、そういうのが違ってくると思うし」
-中5日できてくれる方がいいか。
「中4(グリフィン)打てへんかったやん(笑)中4とかやったら、あないして五回までとかな、そうやってくるからな、後ろのピッチャーまた、ブルペン陣がな負担かかるしな。まああれは次の日ゲームがなかったからな、それやったと思うけど」
-村上がいることで他のピッチャーを使いやすくなる。
「いやそら、なるなる。延長なったらそら当然な、つぎ込めるのはつぎ込めるよな。イニング投げれるからな」
-才木はチームとしても個人としても東との。
「東もうなにもないやろ?この間負けたから。勝率はあかんやろ。才木はなあ、並ぶ可能性あるからなあ、菅野と。14の3だったらなあ。菅野3なったやろ、この間結局、負けなったから。東はないやろ、この間負けたからヤクルトに」
-東もあと2回投げたら。
「最多勝はあるんか。けど、勝率はあかんやろ、もう。負けが。先投げたらもう1回投げられるんか、東は。最後に投げたら、最終戦行けるんか。あの台風のあれ余分やったな、3試合休みのう、考えたら。3試合中止いうのはなあ、ドームで、それも」
-村上は中でもやっていた、流動的。
「うん。もうここまで来たらそんなん、出来る出来んの問題じゃないぞ。出来なしゃあない」
-相手次第で状況が日々変わるが星勘定するようなことはない。
「星勘定じゃないわ、相手が勝つか負けるか待ってるだけの状況や、今は。今日はBSあってよかったわ。BSやったら見れるやろ、広島で」
-どういう心境で見ている。少し複雑か。
「全然複雑ちゃうよ、負けるの待ってるよ。それだけや。そらしゃあない、勝負の世界やからな。勝ち負けつくんやから」
-自分たちは一つずつ勝つことにかわりない。
「そうやん。でも俺らは今日試合ないわけやから。相手の動向見るわけないんやからな」
-明日は大竹にしっかり投げてもらって。
「おう。まあアイツなんか特によお分かってるよ。ソフトバンクと(日本シリーズを)したいらしいから」
(去り際に)
「今日はまた早よメシ食わなあかんなあ」