阪神・森下「勝つだけ」残り5試合!内容より結果 奇跡の逆転Vへ決意 苦手の広島・大瀬良撃つ

 阪神・森下翔太外野手(24)が26日、甲子園球場での全体練習に参加し、奇跡の逆転Vへ残り5試合の全勝フィニッシュを誓った。内容ではなく、結果を求めることを強調し「勝つだけです」と頼もしく宣言。まずは27日・広島戦(マツダ)で今季苦手としてきた大瀬良を撃破し、連覇への希望をつなぐ。

 泣いても笑っても残すところ5試合、森下が紡ぐ言葉には確かな覚悟があった。「自分たちに残されたのは勝つしかないと思ってるので。もうそれだけです」「結局、勝たないと優勝はないんで」「勝つだけです。それ以外ないです」。“必勝ワード”の数々に固い決意を込めた。

 プロ2年目で球史に残るようなデッドヒートに身を置く日々。「重圧?それは感じています」と隠すことなく打ち明けるが、猛虎が誇るクリーンアップの一翼は、メンタルも並大抵のプレーヤーではない。ペナントレース最終盤でのせめぎ合いで重圧に萎縮するのではなく、「それもいいプレッシャーに自分で変換できたら」と頼もしく言い放った。

 ノーヒットに終わった23日・巨人戦(甲子園)以来、4日ぶりの試合となる敵地での27日・広島戦。「(調整で)変えた部分は特にないですけど、(23日に)打てなかったという事実がある。ここまで来たら状態いい悪いとかじゃないと思う。残り5試合しかないので。試合の中で工夫だったり、そこも変わらずやっていければいいかな」。ラスト5、まず向き合うのは難敵の大瀬良だ。

 チームとしては前回13日(甲子園)で5点を奪って五回途中KOしているとあって、イメージは悪くない。ただ、森下にとっては今季の対戦成績16打数2安打、打率・125、0本塁打、0打点と苦戦している相手だ。それでも相性にとらわれることなく、「どのピッチャーが来ても変わらないですね。勝つだけです」と、ただ白星だけを見つめた。

 勝負の9月は自身初の4試合連発もマークして、月間打率・324。3番打者として「点数取んないと勝てないんで」と課された使命を胸に刻む。「内容と言うよりかは、結果を重点に置いてやっていきたい」。5連勝締めへ、背番号1が必ず責務を全うする。

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