阪神・大竹 逆転Vへ4連戦先陣 得意マツダ7戦7勝も「抜かりなく、しっかり準備」岡田監督も信頼

 はだしになってトレーニングする大竹(撮影・立川洋一郎)
 メディシンボールを使いトレーニングをする大竹(撮影・立川洋一郎)
 キャッチボールをして調整する大竹(撮影・立川洋一郎)
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 逆転Vへ望みをつなぐ。阪神・大竹耕太郎投手(29)が26日、先発する27日の広島戦(マツダ)に向けて甲子園で最終調整。負けられないラスト5試合。相性抜群のマウンドで躍動し、勝利を呼び込む。

 「やらなきゃいけないことは一緒」

 大一番を前にしても自然体を強調した。首位・巨人に食らいつくためにも負けられない中、託された4連戦の初戦。いつも通りキャッチボールやダッシュなどで汗を流すと、最後ははだしでラダートレーニングを行い、引き揚げた。

 チーム内屈指の鯉キラーだ。8月10日、通算11度目の対戦で初黒星を喫したが、敵地に限れば7戦7勝。「悪いイメージはないですけど、大丈夫って安心するのもおかしいし。抜かりなく、しっかり準備したい」と相性よりも試合の重要性を説く。岡田監督も「あいつなんか特によう分かってるよ」と、早大の後輩である左腕に厚い信頼を寄せた。

 今季はここまで22試合に登板して10勝7敗、防御率2・90。規定投球回まで残り9回2/3と迫るが、求めるのはチームを勝たせる投球だ。「目の前の一球一球をしっかり投げていった積み重ねが、長いイニングにつながる」と初回からエンジン全開で鯉打線に挑む。チームのラストスパートへ、快投で勢いを加速させる。

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