阪神・近本「先頭で出るのが僕の仕事」最多安打タイトル視野も意識せず 逆転優勝へ1番の役割果たす

 フリー打撃をする近本(撮影・立川洋一郎)
 練習の合間、笑顔を見せる近本(撮影・田中太一)
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 阪神の近本光司外野手(29)が26日、残り5試合の全勝に貢献することを誓った。「勝てればいいです。僕たちのできることはそれだけです」。いつも通りの冷静な口調で逆転優勝へ意気込んだ。

 現在7試合連続安打中。156安打で最多安打のタイトルを視界に捉えているが、今は個人成績を意識していない。「先頭で出るのが僕の仕事だと思っているので。その後はそれぞれの役割ができたらいいと思うので」。安打でも四球でも何でもいい。1番打者として出塁に重点を置く。

 チャンスメークはもちろん、好機での打撃にも期待がかかる。27日に対戦する広島とは相性がいい。今季の対戦成績は91打数30安打、打率・330でセ・リーグでは最も結果を残している。マツダスタジアムでも44打数17安打の打率・386だ。

 27日は4日ぶりの試合になるため、「僕はマイナスだと思っていますけど」と調整の難しさを口にしたが、「結局は試合で打てるのかどうかだと思います。結果的にヒットになればそれでいいので」と雑念を排除してプレーに集中する。

 甲子園での練習ではフリー打撃で鋭い打球を打ち返し、ラストスパートへ準備を整えた。「結果的に勝てればいいので」。不動のトップバッターが首位・巨人にプレッシャーをかける勝利へ導く。

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