阪神 ビーズリーの行動を解説者絶賛「ゴメンナサイって」「ほっとする」村上への死球で帽子を取って謝罪 前回のヤクルト戦で注目集める

 「ヤクルト-阪神」(28日、神宮球場)

 ヤクルトのジェレミー・ビーズリー投手が初回、ヤクルトの村上宗隆内野手に死球を与えた。直後、マウンドで帽子をとって謝罪。この姿に解説者が絶賛コメントを残した。

 村上に投じた内角低めのスライダーが引っかかって右足かかと付近に当たった。この直後、CS放送の「フジテレビONE」で解説を務めた高木豊氏は「ビーズリーいいですね。なんか日本の野球というか。帽子をとってゴメンナサイって言ってます」と指摘。「向こうではそんなことしない。勝負している感じで。でも礼儀で謝るということはいいことかもしれません。ビーズリーがやってくれるとほっとする。(日本に適応する)努力の一つかなと思います」とたたえた。

 ビーズリーは6日のヤクルト戦で中村に死球を与えた際、帽子をとって本人&ヤクルトベンチに謝罪していた。試合後には「本当に申し訳なかった。狙って絶対に当てたりはしないので、本当に申し訳なかったので謝りました」と意図を説明していた。

 二回には丸山和の痛烈なピッチャー返しが右太もも裏を直撃。マウンドに倒れ込む思わぬアクシデントとなったが、治療後にダッシュで戻りスタンドから大きな拍手を受けた。助っ人右腕は6日の試合でも打球を右足に受けており、奇妙な謝罪&打球直撃が神宮で繰り返される事態となった。

 だが続投したビーズリーはサンタナに3ランを被弾するなど一挙4失点。ベースカバーに入る際に足を引きずる様子もみられ、三回の第1打席が回ってきたところで代打が送られた。来日最短となる2回4失点でKOとなった。

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