「ウエスタン、くふうハヤテ２－６阪神」（２８日、ちゅ～るスタジアム清水）

　１軍復帰へ大暴れだ。阪神・小幡竜平内野手が１本塁打を含む３安打４打点。和田２軍監督から「（状態は）着実に上がってきてるね。スイングもいいし、的確に捉えられている」と絶賛される活躍を見せた。

　二回無死。５球連続の直球攻めの後、６球目の内角低めのスライダーを一振り。芯で捉えた打球は右翼の芝生に吸い込まれた。１６０２人の観客からは大きな歓声と拍手が送られ、笑顔をこぼしてナインらとタッチを交わした。

　四回２死は中前打。１点を追う八回は高浜の左前適時打で同点とし、なお１死満塁から初球を振り抜いて左越えの決勝３点二塁打を放った。

　左太もも裏の肉離れで戦列を離れてから、１１日の交流試合・日本海選抜リーグで約２カ月ぶりの実戦復帰。復帰７試合目で猛アピールに成功した。和田２軍監督は「結果だけじゃなくて、内容もどんどん上がってきてるんで。これを続けていつ（１軍から）声がかかってもいいような状態にしておく。今はそれしかないよね」と期待した。