阪神・遠藤 戦力外通告に「正直びっくりしてる」現役続行強く希望 今季ウエスタン最高出塁率&2位30盗塁

 阪神が1日、加治屋蓮投手(32)、片山雄哉捕手(30)、高浜祐仁外野手(28)、岩田将貴投手(26)、遠藤成内野手(23)に対して、来季の契約を結ばないことを伝えたと発表した。

 高校卒業からプロの世界に入って5年。驚きの戦力外通告となった。遠藤は「正直びっくりしてる」と現役続行を強く希望。トライアウトも受ける予定で今後の進路を探っていく。

 遠藤は19年度ドラフト4位で入団。プロに入り初の二塁手などもこなして、器用に内野を全て守れる強みを身につけた。昨季はウエスタン・リーグ優秀選手賞に輝きリーグ2位の打率・270を記録。今季もウエスタンで最高出塁率・392、リーグ2位の30盗塁と奮闘を見せたが、1軍での出場はかなわなかった。

 通告後、鳴尾浜でコーチやスタッフ、チームメートらへ涙を流して「いろんな面で成長することができた」と感謝を伝えた。「次につながるように阪神でやってきたことを生かして頑張りたい」。まだ23歳、次のステージへ前を向いた。

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