岡田彰布監督の金字塔 阪神を率いて球団歴代最長の6年連続貯金シーズン 試合後には敵地が「岡田コール」に包まれる
「DeNA1-3阪神」(3日、横浜スタジアム)
今季限りでの退任が明らかになった阪神・岡田彰布監督はレギュラーシーズン最終戦に勝利し、74勝63敗6分、貯金11の2位でフィニッシュ。第一次政権を含めると、阪神を率いて6年連続の貯金シーズンは球団歴代最長となった。
岡田監督は初優勝を果たした2005年から87勝54敗5分、2006年・84勝58敗4分(2位)、2007年・74勝66敗4分(3位)、2008年・82勝59敗3分(2位)と4年連続で貯金シーズンを作った。
08年は巨人に大逆転Vを許してしまった責任を取って辞任。その後、2023年に再び指揮を執ると85勝53敗3分で18年ぶりのV、そして日本一を達成。今季も2桁貯金で終えたことで、阪神の指揮官としては6年連続の貯金でフィニッシュする形となった。
2リーグ分立以降、阪神の監督としては歴代最長記録。これまでは1950年から54年まで率いた松木謙治郎監督の5年連続が最長だった。今季最終戦で左翼席のファンへあいさつに向かうと、盛大な岡田コールがわき起こった。これにDeNAファンも呼応し、横浜スタジアムは温かい雰囲気に包まれた。