【佐藤義則氏の眼】阪神・大竹が示した強力DeNA打線封じる道筋

 「DeNA1-3阪神」(3日、横浜スタジアム)

 阪神が接戦を制し、貯金11の2位で今季最終戦を終えた。先発の大竹耕太郎投手は5回無失点でキャリア初の規定投球回数を達成。デイリースポーツ評論家の佐藤義則氏はCSファーストSで対戦するDeNAの中軸に安打を許さなかった投球を評価した。

  ◇  ◇

 これが最終戦となる阪神は、CSファーストSで戦うDeNAに快勝した。試合を作ったのは大竹だ。5回1安打無失点。十分な、ナイスピッチングだった。

 この日はDeNAの誇る中軸に、1安打も許さなかった。例えばオースティンは遊ゴロと四球だったが、右を狙っていない限りアウトコースへのスライダーは有効だ。

 二回、宮崎を三振で抑えた場面も同様。外角に抜いた球を投げてタイミングを外した。

 この2人は流し打ちをしても長打があるのだが、あくまでそれを意識した打席に限られる。逆に言えば、打席での狙いを把握していれば、外角低めへの変化球で抑えられる、ということを大竹が改めて示した。

 もともと大竹は、右打者の内角への制球がいいので、見せ球が甘くなる、ということはない。今季、少し苦しんだのはチェンジアップなど緩い球が浮くケースが昨年より多かったからだ。

 CSのどこで投げるか分からないが、DeNAに嫌なイメージは植え付けられただけに、遅いボールを低めに制球できれば勝てる確率は高いだろう。

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