阪神・近本 CS突破へ流れ作る「しっかり打つだけ」22年DeNAとのファーストSでは打率・455
CS突破へ、切り込み隊長が攻撃の流れを作る。阪神・近本光司外野手(29)が勝負の短期決戦こそ、各自が与えられた役割を果たす重要性を説いた。「戦い方とかは監督が決めること。僕らは僕らでしっかり打つだけだと思う」と仕事に徹する。
3日にレギュラーシーズンの全日程が終了。今季は141試合に出場し、打率・285、6本塁打、45打点で、終盤の追い上げに勢いをもたらした。12日からはCSファーストSが始まる。日本一への挑戦権を得るために負けられない短期決戦。まずはDeNAが相手だ。
今シーズンのDeNA戦は、打率・287、3本塁打、14打点と好成績を残した。ただ、短期決戦はこれまでと違う。「(打席の中では)変わるか、変わらないかもしれない。その時次第。変わるといえば、相手は変えてくるだろうし」と状況に応じて臨機応変に対応する構えだ。
昨年、広島とのCSファイナルSでは3試合で11打数1安打2打点、打率・091と本来の力を発揮できなかった。ただ、過去3度のファーストSでは33打数11安打で打率・333。DeNAと戦った22年は、11打数5安打で打率・455と好成績を残し、ファイナル進出に貢献した。
味わった悔しさはすぐに返す。宿敵・巨人への挑戦権は自らのバットで手繰り寄せる。