阪神・才木 CS開幕星へ「初回からどんどん飛ばして」中継ぎの負担考慮 短期決戦の“戦闘術”披露
12日のCSファーストS・DeNA戦(甲子園)で先発する阪神・才木浩人投手(25)が“開幕星”を飾ることを誓った。レギュラーシーズンでは25試合に先発し、自己最多の13勝で防御率1・83。3度の完封と4度の完投を達成するなどエース級の活躍でチームの勝ちに貢献してきた。
勝負の一戦で先陣を切る。「あまり負担はかけたくない」と中継ぎを気にかけながら、「初回からどんどん飛ばして全然いっていいかなと思う。最低でも5回とか6回とか投げきれるように」と短期決戦ならではの“戦闘術”を披露。レギュラーシーズン最後の登板から2週間近く空くが、「疲労を抜きながら。トレーニングしながら、いろいろやったり」と充実した時間を過ごしている。この日はキャッチボールやダッシュなどで軽めの調整を行った。
今季DeNA戦には2試合に登板し1勝0敗、防御率3・00で被弾はなく、安定した投球を見せてきた。前回29日のDeNA戦では6回5失点だったがCSに向けての手応えを口にしており、快投を披露する意気込みだ。13日は高橋、14日は大竹が先発予定のためいい形でつなぎたい。
岡田監督の退任については「去年よりもしっかり1シーズンを投げきれた。使ってもらってこういう結果を残したのは良かった」とシーズンを振り返り感謝。「結果を出して、いい形で最後終われるように。今年最後締めくくりができればいいかな」。最高の投球で日本一を目指すチームを勢いに乗せる。