阪神・西勇が発案食事会で虎投一丸 先発組も中継ぎも総勢15人集結「あんまりそういう会がなかった」今後も継続へ
阪神・西勇輝投手(33)が7日、自らが音頭を取って6日に開催した「投手会」で、CSに向けてピッチャー陣が一致団結したことを明かした。
当初は先発組での食事会が計画されていたが、救援陣にも声をかけて、投手15人が集結。3日にレギュラーシーズンが終了し、短い休養を挟んで全体練習が再開した日の夜に、「集合させた!2連休で家族とかの用事もあるし、2連休明けだったらみんな時間あるかなと思って」とプライベートの時間を共有した。
これまでも先発で集まる食事会はあったが、日本一を目指す大勝負を前に異例とも言える中継ぎとの合同開催。「ねぎらいかな。1年間、143試合終わって。そこで最後に、CSも頑張っていこうという感じじゃないですか」。ペナントレースの長期戦を慰労し合って、ポストシーズンが控える中で結束力も高めた。最優秀中継ぎで初タイトルを獲得した桐敷を祝う場面もあったという。
「楽しいしね。後輩たちがいやすい環境をつくるのが先輩の役目。いい雰囲気で食べていたんじゃないかと思います」。チーム最年長としての“使命”を果たしたが、西勇の心遣いを仲間たちはしっかりと受け止めた。
CSファーストS初戦の12日・DeNA戦で先発予定の才木は「先発、中継ぎ、みんなで頑張っていこうということで。僕の中でめっちゃ良かった。雰囲気的にも。みんなで一丸になって戦えれば」と決意を新たに。ビーズリーも藤本通訳とともに参加して、「ああいうふうにチームのみんなと食事ができて、すごく楽しかった」とリラックスタイムを過ごした。
お好み焼きなどをほおばりながら、野球談議に花を咲かせて心を通わせた。発起人の西勇は「今まであんまりそういう会がなかったらしいんで。ご飯を食べるのは悪くないと思うし。そういう機会をどんどん増やしていきたいと思いますけどね」と継続宣言。次に集まる時は“歓喜の美酒”に酔いしれるためにも、必ず日本一連覇を成し遂げる。