阪神・才木 CS先陣「初回から思い切って全力で」 岡田監督の信頼絶大「大事な第1戦を託すのは当然」

 キャッチボールを終え、笑顔を見せる才木(撮影・立川洋一郎)
キャッチボールをして調整する才木(撮影・立川洋一郎)
キャッチボールをして調整する才木(撮影・立川洋一郎)
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 待ちに待った大一番がようやく訪れる。CSファーストS初戦に先発する阪神・才木浩人投手(25)は11日、甲子園で調整し、試合開始からフルスロットルで飛ばしていくと意気込んだ。「先制点を与えないことが大事だと思う。初回から思い切って全力でいければ。どんどん攻めていきたい」。攻めの投球を貫き、DeNA打線をねじ伏せる。

 レギュラーシーズン最終登板となった9月29日・DeNA戦から中12日。登板間隔は空いたが、仕上がりは上々だ。7日のシート打撃では打者10人に投げ、被安打2。10日には甲子園のマウンドで投球練習し、万全の準備を整えた。

 今季DeNA戦は2試合に投げ、1勝0敗、防御率3・00。「中軸はすごく打ってるメンバーが多い」と牧、宮崎、オースティン、佐野の名前を挙げつつ、「全球勝負球ぐらいの感じで攻めていけたら」と繰り返した。

 若きエースに成長を遂げた右腕へ、岡田監督の信頼は絶大だ。CS前日会見では「チームの勝ち頭でもあるし、1年間ローテを守ってくれた。大事な第1戦を託すのは当然」と“CS開幕投手”に指名した理由を説明。才木も去りゆく将のため「長くてもあと1カ月ぐらいになると思う。今のチームで最後まで野球ができるように頑張りたい」と恩返しを誓った。

 「いつもの試合前みたいな感じですかね」。大一番を控えても、強心臓男に不安はない。圧倒的な投球で、短期決戦の流れを引き寄せる。

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