阪神・森下 2年連続の日本一争い「幸せなこと」 120%出さず「100%しっかり出す」
阪神・森下翔太外野手(24)が11日、2年連続で日本一を争う戦いに臨める「幸せ」を力に変えることを強調した。「優勝だったり日本一が懸かった戦いができているのは幸せなこと」とし、「自分の経験にもすごく生きてくると思うので、大切にしたい」と意気込んだ。
ルーキーイヤーだった昨季は18年ぶりの優勝と38年ぶりの日本一を経験。CSファイナルSでは第1戦で同点ソロを放ち、日本シリーズでは打率・267、8打点と大きく貢献したが、「(意識していたことは)忘れましたね。その時その時、必死にやってただけなので」と目の前の一戦に無我夢中だった。
2年目の今季は「やれることは限られている中で100%しっかり出すっていうところ。120%出そうとしないのが一番いい結果が生まれる」とベストパフォーマンスを出すためのポイントは明確だ。
レギュラーシーズンでも戦ってきたDeNAには“いつも通り”で臨む。「去年同様に打線が中心で動いてるチーム」と分析し「ピッチャーからリズムを作ってバッターが点を取ってという流れができれば」と話した。
この日はノックやバッティングで汗を流し、万全な調整を行った。いよいよ負けられない一戦が始まる。「短期決戦なので(チーム全体が)勝ちにより意識を持っていっていけると思う。自分のやってきたことに自信を持ってやるだけ」。下克上の日本一へ、まずは森下のバットで勝利をたぐり寄せる。