阪神・岡田監督「短期決戦やねんから。力まんとやってるやつおらへんよ」「選手がやらんとあかんのやから」【一問一答】

 7回、打席にオースティンを迎え、桐敷から石井に交代を告げた岡田監督(撮影・中田匡峻)
 試合に敗れ、ベンチからDeNAの方を見つめる才木(撮影・中田匡峻)
 7回、メッセージボードを掲げて応援するスタンドの下でグラウンドを見つめる岡田監督(撮影・田中太一)
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 「JERA CSセ・ファーストS・第1戦、阪神1-3DeNA」(12日、甲子園球場)

 崖っぷちに立たされてしまった阪神・岡田彰布監督は「今年を象徴するゲームやったよ」と語った。七回に早いカウントから痛打され致命的な2失点。野手陣は序盤に固さが見られたが「こんな短期決戦やねんから。力まんとやってるやつなんかおれへんよ」と評し、「選手がやらんとあかん」とゲキを飛ばした。

 以下、岡田監督との一問一答。

 -才木は粘りながら。

 「粘りって、限度があるやんか」

 -変化球に最初、苦しんでいた。

 「苦しむっていうか、全然やったやんか、そんなもん」

 -昨日、4人をどう抑えるかと言っていた、そこに。

 「結局、1年間、いっしょのやつに打たれただけやんか。それだけのこと。1年間、全然、対策もできんかったっていうことよ、結局はな。そのままや」

 -守備に時間を取られたところがあって、打線もリズムに乗れなかったか。

 「それもあるよ」

 -選手にも力みが。

 「そんな力みとか、ここで言うてもしゃあないやんか、そんなの。みんな力むよ、そんなもんお前、こんな短期決戦やねんから。力まんとやってるやつなんかおれへんよ。そんなもんお前、結果やん。結局、それだけやん」

 -1年間ずっとだが、1、2番が出ないと。

 「いやもう、1年間を象徴してるようなゲームやったよな、結局な。何にもできないもんな、だからな」

 -塁に出る意識、つなぐ意識がほしかった。

 「いや、ほしいってもう、何試合やって、今言うてもしゃあないやん、そんなもん、当たり前のことやん、そんなん。うん、まあ、1年間の象徴、今年の象徴したゲームみたいなもんやな、はっきり言うて」

 -7回まで四球も取れなかった。ストライクゾーンで勝負してくる中で、まずは真っすぐを捉えることが大事。

 「まずは真っすぐて…そら狙い球も、みんなそらなあ、1年間やって違うわけやから、攻められ方もなあ、そら真っすぐだけじゃないと思うけど。そらもうそんなん、1年間やって対策分かるやんか、何回当たってんのそんなん」

 -桐敷2イニング目は、才木が5回までになったということもあって。

 「まあ、それもあるよ。明日高橋というのもあるしな、そらな」

 -2イニング目はもともと佐野までというプランか。

 「そやな。佐野までにな、1人くらい出ててもというのはあったけど」

 -その前に牧に初球をあっさり。

 「そうやん、だから。おんなじやんか。1年間おんなじ打たれ方したよな。しかし、分からんのかなあ。スコアラーに言うたんやけどな、横浜で。分からんなあ。スコアラーに言うてもあかんわな、選手がやらんとあかんのやから。まあ、そういう1年やったよ」

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