負ければ終わりの阪神 第2戦でのポイントは「右打者への内角球をどう使うか」 元阪神・狩野氏の眼

 登板に向け調整する高橋(撮影・山口登)
 岩崎(13)と談笑する高橋(撮影・飯室逸平)
 9回から登板した岡留(撮影・北村雅宏)
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 「JERA CSセ・ファーストS・第1戦、阪神1-3DeNA」(12日、甲子園球場)

 阪神は痛い敗戦を喫した。負ければ終わりとなる13日の第2戦の先発は、高橋だ。元阪神でデイリースポーツ評論家の狩野恵輔氏は「短期決戦は勢いに乗ったら勝ち、みたいなところがあるので、これ以上乗せないことが大事」と、この日3安打を記録したDeNA・牧をはじめとした、右打者への攻めをポイントに挙げた。

 「高橋は右打者への内角にしっかりと投げられる投手なので、内角球をどう使うか。ただDeNAの上位には牧、オースティン、宮崎といった右の強打者がそろっているので、内角を使うにしても、しっかりと投げきらないといけない」

 この試合の中で、牧が九回の岡留との対戦で、内角球に詰まるような場面があったことを踏まえて「そういうのを見せるとまた変わってくるかもしれない」と振り返る。「やはり、ストライクゾーンだけでなくボールゾーンも使って、厳しくいくところはいって、勝負する必要があると思う」と話した。

 高橋は今季、DeNA戦での登板がない。今季初対戦というのは投手有利とも思えるが「有利とは言い切れないし、これは分からない」と話す。

 「DeNAからすれば初見となるが、恐らく、キレのあるボールをイメージしてくると思う。ただ実際に打席でボールを見た時に、それがイメージよりも速いと感じなければ、打ちやすくもなることもある。だから初見というのが投手有利とは言い切れなくて、やってみないと分からないこと。だからこそ、高橋は開き直るというか、思いきっていけばいいと思う。普通であれば打てないような、彼本来のボールを投げることに集中してもらいたい」と期待を寄せた。

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