阪神・才木 5回1失点の粘投報われず ファイナルS進出祈り「投げられるように準備をするだけ」

 「JERA CSセ・ファーストS・第1戦、阪神1-3DeNA」(12日、甲子園球場)

 粘りの投球も報われなかった。阪神・才木は2度も満塁のピンチを背負い、毎回走者を出しながらも5回7安打1失点。「ピンチでも一本打たれなかったのは良かった」。三回1死満塁で桑原の遊ゴロ間に1点は失ったが、最低限の仕事は果たした。

 CS初戦。「ちょっと違った空気感はありました」。独特の雰囲気を力に変え、初回から飛ばしていった。フォークはなかなか決まらずとも、直球は威力抜群。初回は1死満塁としながら、宮崎を一邪飛。桑原はスライダーで二飛に仕留めた。

 ただ、チームは敗戦。ファイナルS進出はナインに託す形となった。「チームとして戦っていかないといけない。また次のファイナルで投げられるように準備をするだけなんで」。逆転でのファーストS突破を諦めない。勝利を祈り、次回登板を待つ。

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