阪神・岡田監督 梅野「普通やったら使わへん」佐藤輝「大事なところで大きい1本とか打たれへん」
「JERA CSセ・ファーストS・第2戦、阪神3-10DeNA」(13日、甲子園球場)
レギュラーシーズン2位の阪神は2連敗で敗退が決まった。森下の本塁打で先制するも先発・高橋が5回4失点。退任が発表されていた岡田彰布監督にとって、まさかの大敗でラストゲームとなった。以下、岡田監督との一問一答。
◇ ◇
-梅野を三回から代えた。投手を代えずに流れを変えるためか。
「いや、普通やったら梅野使わへん言うてるやん。それだけのことやん。来年のためやったらのう」
-集大成を選手に見せてほしかった。
「やっぱりおんなじことばっかりやった、最後まで。そういうことやん。初球ばっかり。止めようがない」
-これからもチームを見守り続けるが。
「いやいや、見守り続けるって、そんなんまだ決まってないやんか。なんで今終わったばっかりで、なんで今、速攻で言われなあかんねん。まだ決まってない話やからでけへんよ」
-去年勝ったことで、今年の難しさはあったか。
「上ないやん。だから、そう言うしかないわけやんか、連覇もそうやし、去年の数字を上げていくようにって。野手に関しては去年がマックスというのはないと思ったからな。ピッチャーはマックスがあるかもしれんけどな」
-他球団は相当研究してきていると感じたか。
「そら、研究してるって。キャンプのミーティングから言うてるっていうの。フォアボール取られへん、そんなもんキャンプからの話やから。まだ全然打てへんな。ファーストストライクをな。中野なんかええ、今でも打たん」
(続けて)
「1年間やで。信じられへんわ、俺は。分からんわ、俺はもう、ほんま分からん。今日ずっと(試合の)流れ見とっても。そんなフォアボールなんか選べへんで。ピッチャーもストライク投げるのに毎日ピッチング練習しとんのに。プロやで。今までは『お前らボール球振りすぎや』って言うのでフォアボール言うてるだけであって、ピッチャーのコントロール悪いからなんか、一言も言ってないやん。自分らでボール球振って自滅してるから、フォアボールの価値を上げたほうがええんちゃうか言うて、ポイントも上げてもろうたわけやからな」
-この2年間で褒められる選手は。
「いないいない、そんなの。いてるわけないやん。みんなまだまだの選手ばっかりやん」
-投手も成績が悪くなった。
「悪なった。今日も村上ひどかったなあ。村上なんか、そんなん終わってしまうで。無理やって、なあ」
-コントロールが良くなかった。
「なんかおかしいもんな、今日も。びっくりしたわ」
-佐藤輝も尻すぼみになってしまった。
「なるっていうの、去年見てみいや。去年のクライマックスから日本シリーズでも。大事なところで大きい1本とか打たれへん言うの。盗塁1個やないか、去年の日本シリーズ、言うてるやんか。ちゃんと練習して、ちゃんと自分の打ち方も分かって、ちゃんと打てるやつが、そういう大事な場面で1本打てるんよ。簡単に大事な場面でホームラン打てるわけないっていうの。簡単にホームラン打てるとか、何本打ってんの?簡単に言いすぎよ。簡単に勝ちますとか、簡単に打ちますとか」
-2年間を振り返って面白かったか。
「おもろい、いうか。だから結局、尻すぼみのチームになってしもうたもんな、今年は。去年がバッといきすぎたから、それを継続できるくらいにな、みんなが能力があればいいけど、その能力がなかったいうことや。もうちょっと伸びしろあるかなと思って言うたし、あるかなと思ったけどな。(昨年の)数字見たら伸びしろあるやろうなと思ったけど、なかったいうことやもんな」
-来季のチームも大変そうか。
「知らんがな。何でそんなの言わなあかんの。まだ何も決まってないのに、終わったばっかやのに」