「フェニックス・リーグ、西武４－１阪神」（１４日、南郷中央公園野球場）

　阪神は先制点を挙げたが二回以降に得点を挙げることができず敗戦となった。

　初回１死から山田が左前打を放ち、６試合連続安打とした。続く野口が右中間への中前打で好機を拡大。豊田の三ゴロの間に山田が生還し先制した。三回１死には井坪が三遊間を抜ける痛烈な左前打を放って５試合連続安打をマーク。ただ五回以降は安打が出なかった。

　先発の津田は粘って６回６安打３失点（自責１）。初回、三回と味方の失策も絡んで得点を献上したが落ち着いた投球で、崩れることなく成長を見せた。八回に３番手で登板した松原は１回無失点１奪三振と、わずか８球で三者凡退に抑えた。

　和田２軍監督の一問一答は以下の通り。

　－津田は終盤良くなった

　「どの球種でもストライクは取れるピッチャーなんだけど、そのストライクがちょっと甘いんだよね。まだちょっとアバウト。今の球威だったら、もうちょっとコントロールっていうところを考えていかないと、変化球の高さも含めてね」

　－山田は６試合連続安打。守備もいいプレーが

　「守備は、１年通じて守れている中で、やっぱりこれだけヒットを続くようになってきたっていう。積極的にいってるのもあるんだけど、やっぱ打球方向がちょっと変わってきている。センターに向いてきたというか。シーズン中はもうほとんどが三遊間かレフト前、もう左方向に偏ってたんで、それがちょっと広域というか。もう一息なんだけど、気持ちはだんだんセンターの方向に向いてきたんで、その分、やっぱり毎日１本でも２本でもね、ヒットが出るようになってる。（球を）捕まえられるようになってきてると思います」

　－出る体力もついてきている

　「それも含めて、やっぱりフェニックスは内野が４人しかいないっていうのもあって。毎日試合に出られるっていうのが大きいと思う。毎日４打席立てるっていうところの、いろんなこと考えて、いろんなことトライできるし。ずっと出られるという、いいところが出せているよね。全員じゃないけどね、やっぱり毎日出る中で。今のはいい例だけど、やっぱり出ることでの、１打席っていうところの大切さっていうか。明日打てばいいやでは、そういう考えじゃ困るし。やっぱりどれだけ打席に立とうが、１打席の価値っていうのは変わらないからその打席でいかに結果を出すか。自分の課題を克服するために。しっかりとした考えを持って打席に立つかっていうところで、その積み重ねだと思う。それができるいい機会だからね」

　－明日の先発は

　「椎葉」