阪神・森下 岡田監督へ恩返しの誓い「監督なしでは今の自分はない」 2年間共にした指揮官へ感謝

 阪神の森下翔太外野手(24)が14日、今季限りで退任となった岡田彰布監督(66)への恩返しを誓った。2年前のドラフト会議で1位指名され、教えを受けながら共に戦った2年間。「岡田監督なしでは今の自分はない」と感謝の思いを来季のグラウンドで体現し、頂点の座を奪い返す。

 無念の敗戦から一夜明け、より一層、来季にかける森下の思いは強くなった。岡田監督退任の話題になった途端、表情はさらに引き締まった。2年間を共にした指揮官への感謝の言葉であふれていた。

 「自分のことを選んでくれて、使っていただいて。岡田監督なしでは今の自分はないと思う。いい形で終わりたかったですけど、1回しか優勝できなかったんで。成長した姿を見せて恩返しできればなと思います」

 第2次岡田政権のドラフト1期生で1位指名を受けて入団した。即戦力として期待され、1年目から94試合に出場し、打率・237、10本塁打、41打点とリーグ優勝に貢献。日本シリーズでは7打点の新人記録を樹立し、優秀選手賞にも輝いた。

 連覇を目指した今季は、129試合に出場し、打率・275、16本塁打、73打点と着実に成長。「3番でずっと根気よく使ってくれたんで。それがあるから結果だったりというものも出た。そういうところをよく見てくれていた監督だった」と振り返った。

 2年目で初めて味わった悔しさを忘れることはない。CSファーストSでは3位のDeNAに連敗して敗退。ただ、2試合で8打数5安打の打率・625、1本塁打、2打点と奮闘した。「途中経過の結果でしかないんで。来年、再来年にもっといい成績を残せるようにしたい。まだまだ課題はあるんで。オフシーズンしっかり取り組みたい」。さらなるレベルアップへ向けて前を向いている。

 今後については、みやざきフェニックス・リーグには参加せず、日本代表に選出されている11月の国際大会「プレミア12」に向けて調整を進めていく予定。岡田監督の下で学んだ野球に、世界のトップ選手らと戦う大舞台での経験も糧に、3年目の飛躍を遂げる。

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