阪神・藤川新監督がFA4選手に言及「残ってくれという思いはある」も「自分の権利を全うしてほしい」とも 球団へ全力で慰留へ
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阪神・藤川球児新監督(44)が15日、大阪市内のホテルで就任会見に臨み、FA権を保有する選手について言及した。大山、坂本、糸原、原口が今季同権利を取得した。
藤川監督は「残ってくれという思いはある」とした上で、自身もFAでメジャーに移籍した経験があり「このチームに尽くすしかないと思ってほしくない。自分の権利を全うしてほしい」とも話した。さらに「僕と一緒に野球をしたかったら飛び込んできてほしい。大人の第一歩。判断を待ちたい。と、表上は言わせておいて下さい」と笑わせた。
4選手とも今後、熟考すると見られ、球団も全力で慰留する方針だ。
藤川監督は現役時代に「JFK」の一角として05年のリーグ優勝に貢献。火の玉ストレートを武器に、NPB歴代4位となる通算243セーブを挙げ、米大リーグでもプレーした。21年に球団本部付SAに就任。コーチ経験はないが、球団運営などに幅広く携わり、ファンからの人気も高い。
◆藤川 球児(ふじかわ・きゅうじ)1980年7月21日生まれ、44歳。高知県出身。現役時代は右投げ左打ちの投手。高知商から98年度ドラフト1位で阪神入団。13年にFAでカブス移籍後、レンジャーズ、四国ILp・高知を経て16年に阪神でNPB復帰。20年現役引退。最優秀中継ぎ2回(05、06年)、最多セーブ2回(07、11年)。21年に阪神でスペシャルアシスタント(SA)就任。日米通算811試合で61勝39敗245セーブ164ホールド。06、09年WBC、08年北京五輪日本代表。