阪神の杉山健博取締役・オーナーは１５日、藤川球児新監督の就任会見に出席。「最大の理由は一言で言いますと、藤川さんであれば今のタイガースを必ずやリーグ優勝に導いてくださるであろうと考えたからです」と監督を託した理由を説明した。

　今季は２年連続のリーグ優勝は逃したものの２位。投手力を中心にそれなりの戦力は整っているとの認識を示し、その上で「まずは選手一人一人の力をさらに高めながら、それとともに新しい戦力を見出しながらペナントレースを戦い、その上で勝てるゲームを確実にものにしていく采配をはじめ、かなりの手腕が必要になりますが、これらのことを全てできるのは藤川さんをおいて他にはおられない」と期待した。

　その上でチーム編成、育成をベースにしたチーム作りは変わらずに「来季の優勝ということを踏まえると、リーグ優勝に必要な戦力を整えていくことが非常に大事。それが整えられるよう、われわれとしては最大限バックアップしていく。この姿勢で臨みたい」と約束した。