阪神・門別 3回0封 藤川監督の前でアピール「聞いて吸収していきたい」来季巻き返しへ直球磨く

 3回を1安打無失点に抑えた門別(撮影・北村雅宏)
 1回、藤川監督(左)の見る中、力投する門別(撮影・北村雅宏)
 先発し、3回1安打無失点に抑える好投を見せた門別(撮影・北村雅宏)
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 「フェニックス・リーグ、楽天(降雨中止)阪神」(17日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 阪神は17日、フェニックス・リーグの楽天戦(サンマリン)が三回で雨天中止となった。先発の門別啓人(20)は3回1安打無失点。視察した藤川監督の前でアピールし、“火の玉”を継承するぐらいの活躍を誓った。

 「最初はすごいいい感じだった。真っすぐもいい感じだった」。初回は直球中心で三者凡退。二回もストライク先行で難なく3人で抑えた。

 前日からの雨でグラウンド状態は悪く、三回は強い雨の中での投球となった。ぬれた手を何度もユニホームで拭き、制球が定まらずに先頭に四球を与えたが、無失点で切り抜けた。

 最速151キロの左腕はこの日、144キロを計測。武器の直球は現状、全盛期までは届いていない。藤川監督からは「抑えることを中心にすると、案外近道なようで遠回りになる。もっと大きなところをしっかりやって」と結果にこだわりすぎないことを求められた。

 高卒2年目の今季は1軍で5試合(先発は2試合)に登板して2敗、防御率4・50に終わった左腕は「年齢関係なくアピールって言われたんですけど、最初からそのつもりでいるんで。来年こそ1軍でいいピッチングを」と意気込んだ。

 新指揮官の現役時代の直球は“火の玉”と称された。「聞いて吸収していきたい」。キレと球威を身に付けて、代名詞を受け継ぐ活躍を目指す。

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