阪神・才木“鈍感力”で万全「プレミア12」公式球に違和感なし 他球団選手との交流心待ち「良い経験できれば」
阪神・才木浩人投手(25)が19日、練習で甲子園を訪れ、日本代表侍ジャパンに選出されている11月の国際大会「ラグザス presents 第3回 プレミア12」に向け、着々と準備が進んでいることを明かした。CS後から大会公式球を使ってキャッチボールを行い調整中。他球団の選手との交流も心待ちにした。
日の丸を背負って臨む初の大舞台へ、準備は順調だ。雨の中、才木は甲子園を訪れ、トレーニングとキャッチボールを行った。CS終了後からは「プレミア12」の大会公式球を使用し、キャッチボールを続けている。
「別になんも普通です。全然普通になじめる感じです」
感覚を問われるとそうきっぱり回答。シーズン中のNPB統一試合球はミズノ社製だったが、今回はSSK社製。大きさは変わらないが、縫い目の幅がミズノ社製は8・0ミリなのに対し、SSK社製は7・2ミリと狭い。
ただ、才木は感覚の違いについて「ほんまにわからんす」と話す。プロ入りの時など、これまでもボールの種類が変わっても、「あんまり気にならんすね。気になっても、普通に『すぐいけるか』みたいな感じでいける」と順応に苦労はしなかった。「全然問題ないと思います。普通にいけると思います」。今回も心配無用の様子だ。
今後は22日から始まる阪神の秋季練習に参加した後、28日に侍ジャパン本隊に合流し、宮崎合宿を行う。初選出の才木は「(シーズン)終わってから気を入れてじゃないけど、試合があるのはちょっと変な感じ」と話す。それでも「向こう(宮崎)に行ってから、感覚とか、ちょっと気持ちを入れていきながら」と徐々に“侍モード”になるイメージはばっちり。投球練習は様子を見ながら行っていく考えだ。
普段なかなか話す機会のない他球団の選手との交流も待ち遠しい。「いろんな練習方法を見て、面白そうなのがあれば、聞きたい。自分に取り入れるものを、何か見つけられたら」。貪欲に吸収し、自身の成長につなげていきたい。
シーズンから休む間もないが、才木の言葉にはワクワク感があふれていた。「良い経験できればいいかなと思っている。今やってることと、いろいろやりながら合わせてやって、どういうパフォーマンスが出せるかなと楽しみもある。普通に楽しんでできたら。来年につながれば」。心身ともに整え、万全の状態で侍初日を迎える。