阪神・小幡 1号!藤川政権の正遊撃手争いに名乗り 課題の打撃アピール「ビッグ風」生かし3戦連続安打

 6回、風に乗った打球を見ながら一塁へ走る小幡(撮影・北村雅宏)
 6回、ソロを放った小幡は拳を握り締める(撮影・北村雅宏)
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 「フェニックス・リーグ、阪神3-0巨人」(20日、アイビースタジアム)

 正遊撃手争いへ、阪神・小幡が打撃でアピールした。2点リードの六回2死、育成右腕・園田が投じた初球のカーブを捉えた。高々と舞い上がった打球は風に乗って右翼席へ。フェニックス初本塁打に「ライトフライだったので。ビッグ風です」と照れ笑いを浮かべた。

 「1軍に行けば結果が全て。すごくうれしい」と喜びを口にしつつ、「それよりも」と凡退した1、2打席目を自ら話題にした。初回は右腕・京本に対して3球三振。四回はカウント1-2から力のないに左飛に終わった。いずれの打席も2球で追い込まれており「当てにいかず、しっかり振れたら」と猛省した。

 今季の本塁打は開幕カードの3月31日・巨人戦(東京ド)で放った一本のみ。二塁打の判定が岡田前監督のリクエストで覆った珍しい一発だった。ただ、長打はあくまでも「ヒットの延長線」。「低く強い打球」を意識しながらバットを振る。

 藤川新監督が視察した17、18日の2試合でも初回に安打を放っていた。「(監督は)帰っても見ていると思う」と語っていた通り、3試合連続安打で結果を残した。課題とする打撃向上へ、小幡は冷めることも慣れることもない。

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