阪神・藤川新監督 来季は“脱スロースタート” 昨季は日本一で秋季C主力参加せず春先低迷の一因と指摘

 阪神の藤川球児新監督(44)が21日、甲子園で取材に応じ、11月に高知県安芸市で行われる秋季キャンプで選手を鍛え上げ、来季の“脱スロースタート”を誓った。

 昨季は日本シリーズを制して38年ぶりの日本一を成し遂げたが、11月5日までシーズンを戦い抜いたため、秋季キャンプに主力選手は参加せず、休養を最優先した。

 体を休めることは当然必要で、頂点に立ったことで得られた経験もある。一方で岡田前監督も「一番うまくなるのが11月」と重要視していた秋季キャンプで、選手が課題と向き合う時間を過ごせなかったことも事実だ。

 新指揮官は「それもあって今シーズン、春先が少しスロースタートになってしまったということがあるかもしれない」と分析。歴史的な貧打に陥るなど、低迷した序盤戦の一因だと指摘した。

 秋季キャンプを“実りの秋”とするためにも、22日から始まる秋季練習が下地作りとなる。藤川新監督は「秋季キャンプで練習量がこなせる体に戻していく作業」と秋季練習を位置付け、心肺機能を上げる練習にも時間を割く考えを示した。

 もちろん「一番ダメなのは大きな故障」とけがには細心の注意を払う。この日、就任会見に臨んだコーチ陣とも顔を合わせ、さっそく綿密なコミュニケーションを図った。選手、コーチ陣との対話を重視しながら“鍛錬の秋”を過ごし、来季は開幕ダッシュを決める。

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