阪神・森下 左翼で守備練習、侍ジャパン仕様で練習「いつでもできる準備」
「阪神秋季練習」(24日、甲子園球場)
阪神の森下翔太外野手(24)が24日、甲子園での秋季練習で左翼の守備練習に取り組んだ。日本代表の一員として出場する11月の「プレミア12」では守り慣れている右翼ではなく、左翼での起用も想定されており、国際大会でも対応できるように準備を整えた。
開幕まで3週間を切った大舞台に向けて、少しずつ感覚を取り戻している。「自信を持って行くために練習はしておこうかな、と」。森下が今季は一度も守っていない左翼でノックを受けた。
「代表になったら誰がどこ(のポジション)に行くか分からないので、いつでもできる準備はしておくように」
「プレミア12」に出場する日本代表は、右翼が定位置で、23年に外野手部門のゴールデングラブ賞を獲得した日本ハム・万波が選出されている。そのため森下は左翼で起用される可能性があり、秋季練習初日から継続して練習に取り組んでいる。
昨年はレギュラーシーズンの6試合と、日本代表に選出されたアジアプロ野球チャンピオンシップで左翼を守った。
だが、今季はレギュラーシーズンで守備に就いた127試合と、CSファーストS2試合の全てで右翼に就いている。
「(左翼は)全く違うところを守っている感覚。投げる位置も角度も全然違うし。本当に違うポジションって感じですね」。打球の見え方や動き方などの確認作業を繰り返している。
さらに阪神でも、藤川新監督から左翼を任されることがあるかもしれない。「どんな起用にも対応できるように。練習しておくことに越したことはないかなと」。今秋はあらゆる可能性を想定してレベルアップに励んでいく。