阪神 藤川球児監督が初のドラフトで「プラン通り」1位抽選は「当たったと思った(笑)」独立Lからの指名増も「かなり強くなっていく」
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(24日、都内ホテル)
阪神の藤川球児監督は初めてのドラフトについて「ほぼプラン通り」と総括した。1巡目指名では4球団競合の末に関大・金丸とは縁がなかったが「両サイド(の監督)が先に僕を見てたんで、当たったなと思った(笑)」と明かした指揮官。独立リーグ出身の指名が多かったことで「時代の流れ的には今後かなり強くなっていくんじゃないかなと感じた」と予測した。
▼初ドラフトの満足度は。
「ほぼプラン通り。さすがの編成力というか、いろんなプランを練っていたところに、きっちりハマったかなという感じ。点数はないですね、申し訳ない」
▼くじ引きは外れた。
「両サイド(の監督)が先に僕を見てたんで、当たったなと思った(笑)でも、もう一人(井上監督)いた。縁があったかなと思ったが、遠い縁でしたね。これも運命で(金丸には)頑張ってほしい」
▼伊原の起用法は。
「僕は先発で考えています」
▼左の先発投手がチームとして欲しかった。
「そうですね。状況的には右の先発というよりも、即戦力の先発左腕がいたということで、希望がかないました」
▼投手王国だが新しい血を入れる意識があった。
「投手王国にするためには戦力を厚くするのが当たり前。ストロングポイントを生かしているだけ」
▼今朝丸について。
「地元の報徳学園というところ、今出せているパフォーマンスのレベルから3、4年後を見た時、十分に未来が見られる投手だということで、自信を持って2位でいかせてもらった」
▼今朝丸はよく2位で残っていた。
「まだ、高校生の投手で素晴らしい投手がいたんですけどタッチの差でした。縁ですよね。でも素晴らしい投手が来てくれることになる」
▼伊原、今朝丸も甲子園に縁がある。
「彼らがそう思ってくれるとうれしいです。関西のチームの選手たちですからすごく楽しみ。自分のポテンシャルを上げていってほしい。争うことは必要ない。純粋に投手として自分の能力を上げていってほしいと思います」
▼高知の後輩が入ってくる。
「嶋村君、そうですね。スカウトの方から『キャッチャーとして打撃が非常にいい』ということで『どうしても声かけ(指名)したい』と。心の中で感謝はもちろんしました。選手としての能力があって、いろんな人生経験を経た上でやってくる。そのハングリーさを見たい」
▼ハングリー精神。
「本当に大事なので。生きていく中で絶対大事な部分なので、その思いを大切にやっていってもらいたい。自分の能力をとにかく引きあえげてもらいたい」
▼独立リーグの選手が多いが、自身もプレーした独立リーグのポテンシャルを知るからこそか。
「ちょっとビックリしましたね。これだけ独立リーグの選手たちがドラフトの真ん中に入ってくる。時代の流れ的には今後かなり強くなっていくんじゃないかなと感じた」
▼独立が多くなったのは監督の意向か。
「僕の意向は全くないです。独立のストロングポイントというのは、シーズンの試合数が多いので、ある程度計算が立つ」
▼くふうハヤテの早川について。
「彼の場合は、スカウトの方から非常に高い能力があると。これもまた一つ楽しみに見たいなというところが本音です」
▼育成枠は球団最多。
「来季からやっぱり尼崎の球場ができます。選手をある程度増やして、平田2軍監督にたくさん『味付け』をしていただく。タイガースを一番見てきた方なので、そこは安心して任せられるかなと思う」
▼初のドラフトは疲れたか、それともあっという間だったか。
「1位(指名)の時はやっぱり長かった。ほとんどの監督さんが『緊張する』と言ってた通り。スカウトの方々の思いが各球団であるので『頑張りたいな』と思いました」