「阪神秋季練習」（２５日、甲子園球場）

　阪神の村上頌樹投手（２６）が２５日、智弁学園の２学年後輩であるドラフト１位・伊原陵人投手（２４）＝ＮＴＴ西日本＝を歓迎した。

　２４日はドラフト会議の映像を見ながら寝かけていたが、伊原の名前が呼ばれると「ええっ、まじでって」と一気に目が覚めた。

　ただ驚きはすぐに喜びとなった。高校時代は投手が７、８人だったため、全学年で一緒に練習する機会が多かった。「いっぱい聞いてきた」という伊原とはキャッチボールし、多くのことを伝えたという。「一緒に野球した子が入ってくるのは本当にうれしい。気にかけていた１人だったんで」と声を弾ませた。

　先発で起用される予定の後輩は、立場を争うライバルとなる。「負けられない。このオフしっかり練習して、負けないようにしたい」。甲子園での秋季練習を終えると気持ちを引き締め直した。