「阪神秋季練習」（２７日、甲子園球場）

　阪神の才木浩人投手（２５）が１１月に開催される国際大会「プレミア１２」の宮崎合宿に参加するため、秋季練習を打ち上げた。円陣では「世界一獲ってきます」と宣言。トップ選手が集まる場で常にアンテナをビンビンにし、成長へのきっかけを持ち帰る。

　「来年につながるものを見つけたいと思っているんで。探求心というか、いろんなところにアンテナを立てて。自分が成長できる場にしたい」

　今季は開幕から１度も離脱することなく、２５試合に登板して１３勝３敗、防御率１・８３。さらなる成長を求める９年目の来季へ向けて、セ・リーグ最優秀防御率の中日・高橋宏らのトレーニングなどに注目する考えだ。

　大舞台を前に右腕の目は輝いている。まだ、ゆっくり体を休められていないが、それよりもこの時期に野球ができるうれしさが勝る。「シーズンが終わってから継続してやっていることもあるので。試せる場でもあると思う。オフにつながる発見も見つけたい」と才木。飽くなき探求心が、進化へとつながる。