阪神・育成ドラ4川崎 傷ついた故郷に希望届ける 「石川を、能登を、輪島を盛り上げる」
阪神から育成ドラフト4位指名された川崎俊哲内野手(23)=日本海L石川=が29日、金沢市内で、指名あいさつを受けた。元日に能登半島地震に見舞われ、9月には豪雨災害もあった石川県輪島市出身。「石川を、能登を、そして輪島を盛り上げていけるように頑張ります。誰かのためにやるってことが一番力になるんで、それを忘れずに」。傷ついた故郷のために、タテジマの全力プレーで復興への希望を届けることを誓った。
正月の帰省中に被災し、「僕の知っている町が火事になってすごい状態になったので、本当に悲しくて。野球やってていいんかなとは思いました」と葛藤を述懐。それでも父親からの「こっちは大丈夫。おまえは野球をしっかりしろ」という言葉に背中を押され、NPB入りへとこぎ着けた。
星稜出身のヤクルト・奥川とは同じ石川生まれの同学年だ。対戦経験はないというが「高校生の時は手が届かなかった。5年かかりましたけど、同じ立場になったので、負ける気はないです」とキッパリ。一日でも早く支配下を勝ち取って、同郷対決も制してみせる。
【川崎俊哲(かわさきとしあき)アラカルト】
◆生まれ 2001年5月2日生まれ。石川県輪島市出身
◆家族構成 両親、兄、姉
◆サイズ 174センチ、82キロ
◆血液型 B
◆投打 右投げ左打ち、内野手
◆球歴 輪島卒業後、20年から日本海L石川でプレー
◆好きな食べ物 輪島のフグ
◆好きな芸能人 Mr.Children
◆アルバイト ガソリンスタンド