阪神・藤川監督 来季育成の森木再生に自信 早期支配下復帰へアドバイス「流れの中でつながっていない」
「阪神秋季練習」(29日、甲子園球場)
阪神の藤川球児監督(44)が29日、甲子園の秋季練習で森木を直接指導した。来季は育成選手となる21年度ドラフト1位の再生に自信を見せた。
アップ後のキャッチボール。指揮官は右腕の真後ろから投球を見つめた。「投内連係でボールを持っていない腕の振りを見たら普通に投げられている。ボールを持つとその動きができないのは、流れの中でつながっていないというだけ」。助言を送り、腰の位置を持って体の使い方を指導。石井、村上らのキャッチボールも観察させた。
森木は感謝しきりだった。同じ高知出身であり、高卒ドラ1の指揮官からの助言に「バリバリ活躍されている方なんで、意見をもらえるのはすごくいいこと。いいものは全部吸収してやろうっていう思いです」。さっそく変化も感じた。
「(首から肩や背中上部の)僧帽筋とか筋肉がつきすぎているんで、そこの力を抜くと投げるのも楽になるって。あとキャッチボールで、遠投は落ちない球を投げる練習をしろって言ってもらえて。(指導を受けて)キャッチボールをやったら感触も良かった」。早期の支配下復帰へ、ヒントをつかんだ様子だった。