阪神・球児監督 同学年の和田引退に米国流惜別 「おめでとう」と言えることが素晴らしい

 練習を終え、引き揚げる藤川監督(撮影・中田匡峻)
 笑顔を見せる藤川監督(撮影・田中太一)
 ブルペンで投球練習をする佐藤蓮(手前)を見つめる藤川監督(撮影・中田匡峻)
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 阪神の藤川球児監督(44)が5日、現役引退を発表したソフトバンク・和田毅投手(43)へ「おめでとう」と米国流の惜別コメントを贈った。

 和田とは同学年の“松坂世代”。06年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表「侍ジャパン」の一員として世界一に輝き、14年には米大リーグ・カブスで共にプレーした盟友だった。4日夜に直接連絡があり「現役続行かなと思ったら、そうではない電話だった」。引退の報告を受けると、ねぎらいの言葉に加えて「おめでとう」と添えた。

 米国では引退する選手に「おめでとう」と伝える文化があるという。多くの困難を乗り越え、メジャーに到達したことへの敬意が込められている。藤川監督は「『おめでとう』と言えることが素晴らしい」と和田が歩んだキャリアを称賛した。

 グラウンドで汗を流す選手を眺めながら「今日も練習を必死にやっている」と目を細めた。「キャンプが終わったら『おめでとう』、来シーズンが終わったら『おめでとう』と言えたら」。和田のように全てを出し尽くしてほしいと願った。

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