元ＤｅＮＡコーチで野球評論家の高木豊氏が６日、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルに新規投稿。ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を表明した阪神・青柳晃洋投手について「アメリカの方が稼げると思う」と評した。

　高木氏がポイントに挙げたのは投球フォームが変則的という部分。「青柳だけでなく、中川颯、高橋礼もそう。高めで空振りをとれる。対策はしてくると思うけど、なかなか簡単には打てない」と高木氏は分析し、活躍するために効果的な働き場所として示したのがリリーフだ。

　「中継ぎに入れると、相手の目先を変えるという意味では価値はあると思う。日本にいれば先発というイメージが強くて中継ぎのイメージは持たないけど、アメリカで１イニングと考えれば働き場所はいっぱい出てくると思う」と語った高木氏。「ガラッとタイプが変わると打者は打ちづらいし、（メジャーリーガーの）バットの軌道が変則に合わなくなってきている。だから価値がある」とした上で「アメリカの方が稼げると思う。必要とされると思う。力が落ちたとは感じない。十分行けると思うんだけどね」と語った。

　仮に活躍できず、再びプロ野球に戻ってきたとしても「話があって１、２年でも大きな経験になると思う」と高木氏。他にも「日本にはメジャーで通用するピッチャーがたくさんいると思う」と語っていた。