阪神・アルナエス いきなり決めた!第1打席で初安打初打点 大谷翔平の「考えまねて」上々デビュー

 2回、適時打を放つアルナエス(撮影・中田匡峻)
 紅白戦で適時打を放ったアルナエスは笑顔でサムアップポーズをする(撮影・中田匡峻)
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 「阪神紅白戦、白組0-4紅組」(9日、安芸市営球場)

 上半身は練習着ながら上々のデビュー戦だ。阪神新外国人で育成のジーン・アルナエス内野手が第1打席で初安打初打点を記録。「本当にうれしいよ。いいスタートが切れたんで、本当にホッとしてるよ」と頬を緩めて喜んだ。

 1点リードの二回1死一、三塁。「タイミング」を意識して2球目の142キロを捉えた。センターへうまくはじき返し、横っ跳びした遊撃・小幡のグラブをすり抜けて中前適時打に。「これが自分のプレースタイル。それで勝負したかったから、変えなかったよ」。虎党から大きな歓声と拍手が送られる名刺代わりの一打とした。

 参考にしている日本選手は「(ドジャースの)大谷です。打ち方じゃなくて、考え方はまねしてるよ」と話した。打席の中で狙う球種など「いいバッターはそれを意識してる」と自身の指針としているという。

 藤川監督は目尻を下げ「機嫌良くやってくれればいいかな」と長い目で見るとした。アルナエスの好きな言葉は「継続」。「全然まだ(日本の野球に)慣れてないけど、これからたくさん練習したら慣れてくると思うよ」と日々の積み重ねを大切にする。緊張の1日を終えた22歳の“虎物語”はここからだ。

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