掛布雅之氏 阪神OB会長受諾「ミスタータイガース」満を持して川藤氏後任 11月末の総会で正式決定

 阪神OBの掛布雅之氏(69)がOB会長の就任要請を受諾する意思を固めたことが11日、分かった。今期限りで退任する川藤幸三OB会長(75)の後任で第8代となる。11月末のOB総会で就任が正式決定する。

 掛布氏は現役時代、阪神の4番として君臨し、3度の本塁打王に輝くなど主砲として一時代を築いた。球団初の日本一となった1985年には全試合で4番を務め、打率・300、40本塁打、108打点を記録。阪神一筋の在籍15年間で通算打率・292、349本塁打、1019打点の成績を残し「ミスタータイガース」と称された。

 88年の引退後は長らく球団を離れていたが、2013年にGM付育成&打撃コーディネーターに就任。16年から2年間は2軍監督を務め、18年はオーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)、20年からはレジェンド・テラー(HLT)も務めた。

 昨年から川藤会長が「腹決めんかい!」と語るなど、後任として有力視されていた掛布氏が満を持してOB会の看板を背負う。人気、実績を兼ね備えた“ミスター”の会長就任はOB会だけでなく、来年に創設90周年の節目を迎える球団にも追い風となるに違いない。さらに盟友の岡田彰布氏がオーナー付顧問に就任。2人のレジェンドが手を取り合って、藤川監督を支えていく。

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