FA権行使せず残留の阪神・糸原「やっぱりこのチームが好き。もう一回、優勝と日本一を」 単年契約で年俸は現状維持7000万円

 残留を表明し、取材に応じる糸原(撮影・石井剣太郎)
 残留を表明し、取材に応じる糸原(撮影・石井剣太郎)
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 阪神の糸原健斗内野手(32)が12日、西宮市内で取材に応じ、4月に取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、残留すると表明した。単年契約で年俸は現状維持の7000万円(金額は推定)。

 糸原は「やっぱりこのチームが好きですし、もう一回、優勝と日本一を味わいたいと思った」と決断に至った理由を説明した。

 藤川監督に残留を報告した際には「一緒に頑張ろう」という言葉をもらったと明かし、「チームに貢献できるように頑張っていきたい」と決意を新たにした。

 熱狂的な虎党の声も残留を後押しした。「打席に立ったら、すごい声援をくれる熱いファンの方々がついている。その熱いファンの方の前で、来年プレーすることをモチベーションとして、いつも背中を押してもらっているので、来年も頑張ろうという気持ちになっている」と感謝した。

 糸原は16年ドラフト5位で阪神に入団。2019年、20年には全試合出場を果たした。今季は主に代打として89試合に出場した。通算830試合に出場し、打率・270、12本塁打、204打点の成績を残している。

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