阪神・藤川監督がFA選手にエール 行使の原口に「すごい理解できる」 残留・糸原には「一緒に頑張りたい」
阪神・藤川球児新監督(44)が12日、高知県内のチーム宿舎で取材に応じ、FA選手に改めてエールを送った。今季新たに原口文仁内野手(32)、糸原健斗内野手(32)、坂本誠志郎捕手(31)、大山悠輔内野手(29)が国内FA権を取得。この日、原口は同権利の行使を表明し、糸原は同権利を行使せず阪神に残留することを発表した。
藤川監督は「選手の選択を待ちたいということで、選手本人と家族が一番幸せになるような選択肢であってほしい」と思いを込めた。糸原については「対戦相手からしたら嫌なバッターというのはもう分かっている」と語り「その選択肢がタイガースで一緒にプレーするということになったことに関しては、本当に一緒に頑張りたいという着地点で」と続けた。
これまでもFA権の行使について「彼らが選択する権利。裏切りみたいな印象は違う。それを変えていきたい」と理解を示していた。その言葉にうそはない。原口に関しても「彼の中で可能性を探したいと。僕としてはすごい理解できる。選手がつかんだチャンスであり、決断だと思いますね」と話した。選手の幸せを願い、選択を待つ。