阪神・藤川監督 大山のFA行使に「今はそっと見守ってあげるのが一番いいと思います」 一問一答

 「阪神秋季キャンプ」(13日、安芸)

 阪神は春季キャンプの1、2軍振り分け期間と位置づけられた秋季キャンプ最終クールの初日を迎えた。藤川球児監督(44)はブルペンで門別啓人投手を直接指導。国内FA権行使を表明した大山悠輔内野手、国内FA権行使せず残留した坂本誠志郎捕手にも言及した。以下、一問一答。

  ◇  ◇

 -ブルペンで門別に声をかけた。

 「1球の精度、確率の高さ、1軍で通用するボールの投げ方というか、それを少し(話した)」

 -ゲラ、ビーズリーが残留へ大筋合意。

 「当然、なくてはならない戦力ですから、これでまた一つ自分にとって戦える準備ができたというところです」

 -ビーズリーは先発で期待する。

 「もちろんそうですけど、春にどんなコンディションで来るのか分からない。粛々と準備を進めているという意味では、駒が二つ準備できたということ」

 -坂本が残留した。

 「キャッチャーというポジションはグラウンド上の監督の代わり。非常に心強い存在の選手が残ってくれてありがたいという思いです」

 -大山がFA権を行使した。

 「フリーエージェントで手を挙げた選手に監督がコメントするというのは、世界中でもタイガースくらいじゃないですか(笑)球団と折衝しているので僕はタッチしていない。監督がどうこうというのは、たぶんアメリカでもないし、それを皆さんがいかに理解できるかだと思います」

 -FAは静観する。

 「僕からメディアに向けて話すことはないです。選手というのは人生においても友人であるだろうし、すごく大切な存在なので、尊厳を保つというかね。大山のコメントも読みましたけど、悩みもある中で、今はそっと見守ってあげるのが一番いいと思います」

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