阪神ドラフト１位の伊原陵人投手（２４）＝ＮＴＴ西日本＝が１４日、大阪市内のＮＴＴ西日本本社で仮契約を結んだ。

　契約金１億円プラス出来高３０００万円、年俸１６００万円（金額は推定）で合意。「まずとにかく即戦力というところなので、開幕１軍が一番大事になるかなと思います。しっかり１年間シーズンを走り抜けられるように」と決意を新たにした。

　契約金の使い道は「まずはお世話になった両親とお兄ちゃんが一番」と話した。具体的には決めていないと言い、「恩返しできたら。兄の影響で野球を始めたってこともあったんで」と家族孝行に使う予定だ。

　先発、中継ぎどちらであっても「０で抑えれば負けが付くことはないんで、そこは一番大事」と意気込んだ。巨人戦は歴史ある戦いが繰り広げられる。「伝統の一戦と言われる舞台に立てれば一番いいですし、そこで自分のピッチングができることが一番いい」と巨人との対戦を心待ちにした。

　春季キャンプに向けて、「実戦が近づいてくる時期だと思うので、動ける体であったり投げられる体は必要になってくる。試合に投げられるように調整はしっかりしたい」と気合を入れ直した。