阪神・伊藤将 スライダー再習得へブルペンで多投「安藤さんの握り方を教わった。試していけたら」
「阪神秋季キャンプ」(15日、安芸)
阪神・伊藤将司投手(28)が15日、スライダー再習得に着手した。8日以来、今キャンプ3回目のブルペンに入り、40球。その中で多投したのがスライダーだった。
元々持ち球ではあったが、「そこまで使えるような感覚ではなかった」と今季は封印。しかし、「横変化がカット(ボール)だけだったので、もう1個あってもいいかな」と投球の幅を広げるために再挑戦することにした。
この日は「遊びながら投げていました」と話したが、1球投じるたびに、トラックマンで曲がり幅や球速帯を確認。安藤投手コーチと話し込む場面もあり、「安藤さんの握り方を教わった。試していけたら」と明かした。理想は曲がり幅の大きいスライダー。「基本的には空振りを取れたら」と力を込めた。今季は4勝に終わった左腕。「遊びながらやっていきます」と話しながらも、来季へ向け、完全習得に意欲を見せた。