阪神は１８日、森木大智投手（２１）と育成選手契約を結んだと発表した。森木は西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、育成選手契約を結んだ。２００万円ダウンの９００万円でサイン（金額は推定）。背番号は「１２０」となる。

　２１年ドラフト１位で高知高から入団。１軍では２２年に２試合に先発したが、翌年以降は１軍のマウンドから遠ざかっていた。３年目の今季はファームで２１試合に登板し、０勝０敗、防御率１１・３２。制球面を課題とし、結果を残せていない。

　契約交渉後、取材に応じた森木は「育成契約なので、まずは支配下になるということが一番の目標。その中で今年のシーズンはフォームが安定せずに苦しんだ部分とかあって。制球力の面でも自分の中で思い通りにいかない部分が多かったので。まずは、安定できるようにしっかりオフを過ごしていきたい」と気持ちを引き締めた。

　４年目での育成選手契約。「野球をやることに何も変わらないですし。うまくなるためにやっていく中で、やることは変わらないので。やってやろうという気持ちが一番大きい」と意気込みを語った。着実に力をつけ、再びはい上がる。